拘置所・刑務所

【留置所】差し入れできるもの・できないもの一覧!差し入れの方法まで徹底解説!

こんにちは!

留置所にいる友人にお菓子や飲み物の差し入れはできる?
逮捕されてしまった留置所の家族に差し入れをしたい

こんなことでお悩みの方、相談する相手もわからずお困りですよね。


ということで今回は、実際に複数の留置所に確認し、留置所に差し入れできるものとできないものを一覧にしました。
この記事を読めば、留置所の差し入れについての全てがわかります!

はじめに

身近な人が突然逮捕されてしまい、お困りの方もいると思います。
まずは、こちらを読んで気持ちを落ち着かせてください。

留置場(留置所)とは、各都道府県の警察に設置されている施設です。

刑事事件を起こし、警察に現行犯逮捕や令状逮捕されると、警察署内の留置場に48時間勾留されることになります。(通称ヨンパチ)
逮捕され、留置されている48時間は弁護人以外とは家族であろうと面会することはできません。
差し入れは弁護人のみすることができます。

留置所の中は、外の世界に比べて、できることや使えるものが非常に制限されています。
なので、逮捕・勾留されている者がなるべく不便を強いられないように、留置所の外にいる家族や知人が、日用品や本などを差し入れることが、一定の範囲内で認められています。

留置所は、拘置所・刑務所とは管轄が異なるので、差し入れできるものもちがいます。

差し入れしたい相手が拘置所・刑務所にいる場合は、下の記事をご確認ください!

こちらをチェック!
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留置所へ差し入れする方法は、

・留置所窓口へ持ち込む
・郵送、宅配便

のどちらでも可能です。
事前の登録や許可もいりません。


では、留置所に差し入れできるものを詳しくチェックしていきましょう!

留置所に差し入れできるもの

1現金

喜ばれる差し入れとしては、やはり現金が一番です。
留置所内では、制限はありますが、食べ物や物品を購入する「自弁」という制度があります。
三度の食事は出されますが、質素で、冷えていたり、美味しくなかったりする場合があります。
そこで、留置場にいる被疑者は警察署指定の業者から好きなメニューの食事を選んで購入するために必要となってきます。

現金を差し入れする場合の上限金額は3万円としている施設が多いです。
また、留置所が遠方で差し入れをしに行くことが困難な場合は、現金書留で現金を差し入れすることも可能です。
本人に現金が渡されるわけではなく留置所側で管理するので、紛失や盗難といった心配もありません。

2・衣類・下着 ※条件あり

拘留された人は、事前の準備なく拘留されることがほとんどです。そのため、拘留生活に必要な下着類などが足りません。
留置所でも下着類の貸し出しを行っていますが、中古の古びたものなので、抵抗を感じる人が多いです。
そこで、拘留されている人は、家族や友人・知人などに自分の下着や新品の下着の差し入れをお願いするケースが多いです。

①私服

冬場はとにかく寒いので、屋外で過ごしているイメージの服が喜ばれます。

②下着(シャツ・パンツ・くつ下)

夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒いので、吸汗・保温性の高いものが喜ばれます。
ただし、男性宛はくつ下はくるぶし丈・足首丈の短いもの、女性宛はかかとから10cm丈、またはスニーカータイプのものしか差し入れできません。

差し入れできる衣類に関しては細かい規則があります。(詳しくはもうすこし先!)

(3)タオル

サイズ90cm×40cm以内。
無地の丈夫なものが、後々も使えるので便利です。

(4)マンガ・本・雑誌

郵送差し入れ可
差し入れ一人一回につき3冊までと決まりがあります。3冊以上送っても受け取ってもらえない可能性が高いです。

本に書き込みがある場合は差し入れできません。
また、本についているカバーは差し入れできないので、事前に取り外しておいてください。

(5)切手

手紙を書くのに必須ですが、拘置所内でも自費で購入できるため、重要度はそこまで高くありません。

(6)写真(家族・恋人・友人・ペット)

差し入れ一人一回につき10枚まで、など拘置所ごとに上限枚数が異なります。
拘置所に収容されている人は、外の社会での思い出が逮捕された瞬間で止まってしまうので、身近な人たちの写真は本当に喜ばれるし励みになります。
手紙に写真を同封することも可能です。

(7)家族や友人・恋人からの手紙

郵送のみ可能。留置所に出向いて渡すことはできません。
また、拘留されている人が接見禁止処分を受けている場合は手紙を送ることができません。
留置所で過ごしていると、外部との情報を制限されているため、手紙は本当に嬉しいものです。
家族は元気にしているか、子供はどうしているか、など些細なことでも書いて送ってあげてください。

手紙に香水など、においがあるものが付着していると差し入れ不可となります。
手紙の内容は、逃亡や証拠隠滅を防止するために全て検閲(チェック)されます。

宛名はフルネームを漢字で表記してください。
宛先は、『○○拘置所』と書く必要はなく、郵便番号と住所だけでかまいません。

(8)チリ紙

拘置所指定のものに限る。
毎日使うものなので、非常に喜ばれます。

(10)洗面用具

拘置所指定のものに限る。
シャンプー、石けん、歯ブラシ、歯みがき粉があります。

(11)パンフレット・チラシ

書籍の制限と違い、パンフレットやチラシは差し入れの制限が緩くなっています。
拘置所内ではスマホやパソコンが無いので、意外と喜ばれます。

(12)ノート・便箋

拘置所指定のものに限る。
ノートのサイズはB5版、A4版から選べます。

(13)メガネ・コンタクト

メガネはあまり派手でなく、レンズに色が付いていないものに限ります。
コンタクトレンズはワンデータイプも差し入れ可能です。

※コンタクトの保存液や洗浄液などの液体は、検閲の関係上差し入れできないため、拘置所に収容されている者が自分で購入するしかありません。


留置所とちがって、拘置所で指定のものとはいえ、差し入れできるものが多くなっています。

では、続いて【拘置所に差し入れできないもの】を一覧にしてまとめていきます!

留置所に差し入れできないもの

(1)衣類

留置場内では比較的自由な服装で過ごせますが、やはり制限があります。
では、差し入れできない衣類を詳しく確認していきましょう。

①パーカー

自殺防止の観点から、フードやヒモが付いている服の差し入れはできません。ジッパー付きのものもダメです。
トレーナーやスウェットなどのヒモを外すと差し入れできます

ズボンのひもの穴はふさいでおかないといけない(縫い合わせておかないといけない)留置所もあるので、事前の確認をしておくのがベターです。

②ネクタイ・ベルト

パーカーのひもと同じ理由で差し入れできません。

③クツ

釈放の時用に一足だけ認められますが、それ以外は不可となります。

(2)CD・DVD

差し入れしても、再生する機器がありません。
また、付録付きの雑誌で、DVDなどがついている場合は事前に取り外してください。

(3)新聞

文字数が多すぎて検閲の手間がかかるため差し入れ不可。
差し入れはできませんが、拘置所内で自費で購入できます。

(4)食べ物・飲み物

手作りのもの・外で購入したものは差し入れできません
留置所内では、留置されている者が自分でお金を払って、弁当などの食品を買うことができます。
どのようなメニューがあるのかは、留置場によってちがいます。

(5)ケータイ・パソコン・ゲーム

一切の電子機器の差し入れはできません。

(6)電気シェーバー・カミソリ

留置所とはちがい、全面的に差し入れ不可となっていますが、拘置所内で自費で購入できます。

(7)タバコ

拘置所施設内は全面禁煙となっています。
面会・差し入れする人もタバコの持ち込みは禁止されています。

(8)筆記用具

ボールペン・シャーペン・鉛筆・鉛筆削りなど、一切の筆記用具の差し入れはできません。
留置所に備え付けられているボールペンをその都度借りることになります。

(9)お守り

わざわざ禁止されている理由はわかりませんが、生活必需品ではないので差し入れ不可です。

まとめ

今回は留置場に差し入れできるもの・できないものを一覧にしてまとめました。

拘置所は、留置所に比べて差し入れできるものの種類が多くなっていますね!
とはいえ、ほとんどが拘置所で指定されたものに限るので、自分で持ち込んで差し入れできるものはほとんどありません。

持ち込みのもので許可されているのは、

・現金
・私服、下着
・切手

ぐらいです。

拘置所は留置所よりもルールが厳格で、言い換えると融通があまりききません。

たとえば、差し入れしたジャージにヒモが入っていたとした場合、留置所であれば看守がチェックしてヒモを抜いた上で本人に届けてくれますが、拘置所の場合はそうはいきません。

拘置所では、
『ダメなものはダメ!差し入れしたかったら自分でヒモを抜いてね!』
と、こうなりますのでお気をつけください。

拘置所で過ごす人にとって、差し入れは本当にありがたいし、嬉しいものです。
ぜひ、この記事を参考に、よりよい受刑者ライフを送ってもらってください!

それではまた!

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