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【幻想的】不気味だけど美しい!世界の廃墟30選(写真あり)

こんにちは、トドちゃんです!

人が賑わう建物もいいですが、すでに役目を終えて朽ちるのを持つというのもなかなか風情があっていいですよね。

というわけで、この記事では【人々を魅了しつづけている世界の廃墟(30選)】を写真付きで紹介していきます!

世界の廃墟

プリピャチ(ウクライナ)

ウクライナ•チェルノブイリにある町プリピャチは、1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故以来、時が止まったままのような状態にあります。

旧ソ連のチェルノブイリ原発から3.2キロの距離にあるプリピャチには事故当時、約4万9,000人が住んでいましたが、住民が避難してから30年以上もたった今でも学校や住宅、工場、公園などがそのままの姿で取り残されています。

富士ガリバー王国(日本•川口市)

世界遺産・富士山の裾野地域、現在の富士河口湖町にあった富士ガリバー王国はすでに開園して15年以上経ちますが、その跡地が廃墟の心霊スポットとして話題になっています。

富士ガリバー王国は、開園してわずか4年で閉園してしまった短命のテーマパークでした。

身長45mの巨人が無表情で横たわっていたり、その周囲は雑草が生い茂り、侵入者たちに落書きされたりと、痛ましい光景が広がっています。

ブルガリア共産党ホール(ブルガリア)

ブルガリアの首都・ソフィアから200kmほど離れた場所に位置する、ブズルジャ山の山頂に、かつてこの国に存在していたブルガリア共産党の本部となっていた建物が、廃墟となって残っています。

この建物は、旧ソ連時代の1981年に完成し、以後約10年に渡って共産主義のトップが集まる首脳会談などに使用されていましたが、ソ連の崩壊と共にブルガリア共産党が解散した後は、博物館や記念碑として、廃墟ファンに人気のスポットとなっています。

1990年代に経済難などの理由から警備員が解雇されてからは、壁の装飾に使用された金属類や、天井に使われた高価な銅は盗まれ、さらに風化による劣化で廃墟となってしまいました。

現在建物の内部には入れませんが、当時の権力を誇示するかのような巨大でUFOを思わせる一風変わった外観を見ようと観光客が訪れています。

マンセル要塞(イギリス)

イギリス南東部の北海へと注ぐ、テムズ川とマージー川の河口付近にそびえ立つ、錆びついた巨大な構造物群「マンセル要塞」

これらの建物は、第二次世界大戦中にイギリス軍によって建てられた、海上の要塞でした。

対空防衛の要であったマンセル要塞は、戦時中には150~300人のイギリス海軍兵が駐留していたといいますが、戦後は放棄され、廃墟となりました。

ミール鉱山(東シベリア•ロシア)

ロシアの国土のちょうど中心の位置に近い場所にあるミール鉱山は、世界最大のダイヤモンド鉱山です。

ぽっかりあいた巨大な穴は、現実のものとは思えないほどです。

ミール鉱山は、ミールヌイにある露天掘り鉱山の一つで、鉱山としては世界第二位の規模、ダイヤモンド鉱山としては世界最大の大きさを誇り、深さ525m、直径は1,250mもあります。

50年近く操業されていましたが、2004年には露天掘り自体が終了し、鉱山跡地となって観光地として見学することができます。

ウィラード•アサイラム(ニューヨーク)

ウィラードアサイラムは、ニューヨーク州ウィラードのセネカ湖近くにある州立の精神病院跡地です。 

ウィラード薬物治療センターは、精神病患者のための施設である旧ウィラード精神州立病院のキャンパスに1995年に開設されました。

ソレントの製粉所(イタリア)

この廃墟は「ムリーニの谷」と呼ばれ、10世紀から小麦の製粉所として建設され、19世紀まで約1000年間使われていたという凄まじい歴史を持っています。

しかし、谷の湿気と温度が上がり、製粉に適さなくなかったことから1866年に放棄され、現在の様な緑が生い茂る廃墟と化しました。

バナーマン城(ニューヨーク•ポレベル島)

バナーマン城(Bannerman’s Castle)は、アメリカ合衆国ニューヨークから100kmほどのハドソン川の中洲ポリプル島(Pollepel Island)にある城です。

1900年に武器商人のフランシス・バナーマンが島を買い、城を築きました。

城は武器庫、弾薬庫としての役目が大きく、バナーマンの逝去する1918年まで建設が続いたそうです。

1920年8月、貯蔵されていた爆薬による爆発事故が発生、城は大きく損傷しました。

その後1967年にニューヨーク市が観光地として買収するものの、2年後に発生した火災で荒廃がさらに進み、2009年12月には壁面が大規模に崩落しています。

スレインズ城(イギリス)

スレインズ城(Slains Castle)は、イギリスのスコットランド北部にあるクルーデンベイ近郊の古城です。

北海を見下ろす断崖絶壁の上に建っています。

1597年に建てられ、その後何度も建てなおされ、最後には1837年に再建築されました。

その後この城を購入した豪族が、資金難に陥り、税金対策のため屋根を落としてしまったらしいです(!)

それで今のスレインズ城の姿が出来上がり、ドラキュラ城のモデルになったとも言われています。
ゴーストの目撃例も多数あるらしいですよ。

柳京ホテル(北朝鮮•平壌)

柳京ホテルは、1988年に開催されたソウルオリンピックに対抗して北朝鮮が建設を始めた未完成のホテルです。

作ろうとしたのまでは良かったのですが問題は間に合わなかったことにあります。

ホテルがあまりに大きすぎて祭典までの建設期間が足りなくなってしまったそうです。

そもそも設計ミスと地盤の不安定さにより、ホテルには傾きがあることもわかっています。

ミランダ城(ベルギー)

ミランダ城(Château Miranda)は、ベルギー南部アルデンヌの森の奥深くにあります。

1866年にイギリス貴族の家系であるボーフォート家によって建てられた後、第二次世界大戦にも耐えて、1980年まで国有鉄道会社に孤児院として使用されましたが、老朽化が進んだことで放棄され、今はすっかり廃墟となっています。

※廃墟ファンに惜しまれながら、2017年10月に完全に解体されてしまいました。

瑞島/軍艦島(日本•長崎県)

多くの廃墟ファンを惹きつけてやまない軍艦島

この廃墟の島が現在でも人々の好奇心を掻き立てる理由として、島全体が繁栄当時のまま残っている」ことがあります。

廃墟でありつつも、テレビを始めとする家電や生活の名残がそのまま放置され、昭和の生活を実感することが出来ます。

軍艦島での仕事はきつく危険と背中合わせである分、仕事終わりの娯楽も充実していて、当時テレビの普及率が全国で8%程度だったのに対し軍艦島では100%、さらに島内にはパチンコホールや400席もの映画館、ビリヤード場もあったそうです。

カジノピア(アメリカ/ニュージャージー州)

カジノ・ピア(Casino Pier)はアメリカ合衆国ニュージャージー州シーサイドハイツ(Seaside Heights)にある遊園地です。

2012年10月29日、ハリケーン・サンディの被害を受けて一時閉鎖。

同遊園地は細長いバーネガットから突き出た桟橋上に建設されており、この桟橋の一部が崩壊し大西洋に投げ出される形となりました。

この時、海の中に落ちる形となったジェットコースターJet Starの写真が有名になり、廃墟遊園地として紹介していましたが、厳密にいうとカジノ・ピアは2013年7月に一部遊具で営業を再開したので、廃墟ではありません。

シックスフラッグス・ニューオーリンズ(アメリカ•ルイジアナ州)

シックスフラッグス・ニューオーリンズ(Six Flags New Orleans)は、アメリカ合衆国ニューオリンズにあった遊園地です。

2005年のハリケーン「カトリーナ」により甚大な被害を受け、そのまま廃墟化してしまいました。

クラーコ(イタリア)

イタリアの南部、バジリカータ州マテーラ県にある「クラーコ(Craco)」という町。

急斜面の丘の上に築かれたクラーコは、紀元前からあったとされる歴史ある地区で、かつては2000人を超える人が生活していましたが、現在は、誰も住んでいないゴーストタウンと化しています。

現在は柵で囲まれて立ち入り禁止になっていますが、ガイドツアーで見学することができ、町に足を踏み入れると、崩れかけた建物がそのまま残されているのを見ることができます。

ハイデルベルク城(ドイツ)

ハイデルベルク城は、その名の通りドイツ南西部の都市ハイデルベルクにある古城です。

この城の最大の特徴は、内部の多くは廃墟と化しているのに、ほとんど再建されぬまま公開され続けているところです。

「廃墟の美」とでもいうのか、崩れ落ちるままの姿は、想像力をかき立て、歴史の重さを感じられます。

ゲーテ、カント、ショパンなどの名高い芸術家や哲学者たちがこの城を愛し、その美しさをたたえ、芸術的、あるいは哲学的なインスピレーションを得たといいます。

ヴィラ•エペクエン(アルゼンチン)

1920年代、アルゼンチンのブエノスアイレス南西、600キロほどのところにあるエペクエン塩湖のほとりに、ヴィラ・エペクエンというツーリスト村がありました。

この湖は塩分濃度が海水の十倍、死海の次に高いという特徴を持っており、この湖の治癒力を求めて観光客たちが次々と訪れて大変栄えていましたが、気象変動による降水量の急激な上昇で、1985年に街のほとんどが水没してしまうという悲劇がこの街を襲いました。

I.M. Cooling Tower(ベルギー)

廃墟マニアの中でもトップクラスの人気を誇るのが、ベルギーのシャルルロワ郊外モンソー=シュル=サンブル(Monceau-sur-Sambre)にある火力発電所の冷却塔“I.M. Cooling Tower”です。

2006年に閉鎖され、冷却施設もそのまま放置されたことから現在はすっかり荒廃しています。

発電所本体は解体されていますが、巨大な冷却塔が廃墟状態で放置されており、その内部のディストピア的な壮大な風景が廃墟ファンの人気を集めているようです。

シティホール駅(ニューヨーク)

City Hallという名前の通り、ニューヨーク市庁舎の下に作られた駅です。

ブルックリン橋駅が近くにあり利用客が少なかったことなどの理由から1945年の12月に閉鎖されてしまいました。

なぜこの駅が有名なのかと言うと、今から110年以上前に作られ、閉鎖されてからも70年以上立っているのに、現在もほぼ当時の姿のまま残っているからでしょう。

デトロイト(アメリカ)

世界屈指の犯罪多発都市デトロイト

自動車産業の衰退と共に人々は街を去り、広大な廃墟が残されました。

▲ウッドワード長老派教会。1908年建築

1950年代初頭に180万人を擁し全米4位の大都市として繁栄を謳歌したデトロイトは、現在までにその60%以上の人口を失い、市街地の3分の1が空洞化しました。

建物は機能を停止し、朽ちて残されています。

カンフランク駅(スペイン)

カンフランク駅は、かつてはフランスからスペインへ鉄道で移動する際のメインルートだったところです。

ところが、メインルートの変更がされたり、事故があったこともあってフランス側の路線は廃止になり、いまではスペイン側のみ日に数本の列車が発着する駅になってしまいました。

立ち入ることはできませんが、かつて使われた駅舎が豪華なことで有名で、一般の観光客の方も立ち寄って写真を撮ることができます。

ホテル•デル•サルト(コロンビア)

ホテル・デル・サルト(El Hotel del Salto)は、コロンビアのテケンダマ滝の近くにある廃ホテルです。

現地では「Salto del Tequendama(サルト・デ・テケンダマ)」と呼ばれています。

1923年から1924年にかけて個人宅として建設されましたが、川の汚染が原因で1990年代初頭に閉鎖されたといいます。

オルヌ修道院(ベルギー)

ブリュッセルから南におよそ80kmほど、オーヌ川に沿って残された美しい森と田園地帯の中に、壁だけしか残っていないにも拘わらず、装飾が形を留めている美しい修道院の廃墟•オルヌ修道院があります。

1794年のフランス革命の際に破壊されてしまい壁だけしか残っていませんが、歴史的建築として高く評価されています。

パタレイ刑務所(エストニア)

バルト三国の一つ、エストニア共和国の首都・タリンには19世紀に作られたパタレイ刑務所があります。

1919年から刑務所としての使用が始まり、2002年までの約80年にわたって使われてきました。

今は刑務所としての役目を終え、博物館として観光客が訪れているそうですが、そのちょっと重苦しい独特の雰囲気は旧ソ連時代の囚人が刑務所でどういう生活をしていたのかを感じさせるものになっています。

SS Ayrfield(オーストラリア)

ホームブッシュベイ(Homebush Bay)はオーストラリアのシドニーの西部にあるパラマッタ川の南岸にある湾です。

シドニー中心部に深く入り組んだ形となっており、SS Ayrfieldの他に、SS Mortlake Bank、SS Heroic、HMAS Karangiといった、1970年代までの廃船があり、一部は湾の端に移動させられています。

今ではSS Ayrfieldは船体の上に木々が茂り、幻想的な姿となっています。

メソジスト教会(アメリカ/インディアナ州)

ゲーリー・メソジスト教会(Gary Methodist Church)は、アメリカ合衆国インディアナ州ゲーリーにある廃教会です。

教会は、映画「エルム街の悪夢」(1984年)、「パール・ハーバー」(2001年)、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(2011年)などのロケ地にも使用されています。

バラクラバ地下潜水艦基地(ウクライナ)

ウクライナのセヴァストポリ近郊に残る旧ソ連のバラクラバ地下潜水艦基地(Balaclava submarine base)です。

ソ連崩壊後もロシアが使用していたが、一部は放棄され、今では博物館として再利用されているため、当時のまま退廃していった様子を見学することができる合法廃墟施設です。

世界中の一部マニアから支持を集めている、ちょっと風変わりなオススメ廃墟です。

ダディランド(ベルギー)

ダディランド(Dadiland)は、ベルギーのダディゼーレにある廃遊園地です。

1949年にオープンしたベルギーで最も古い遊園地の一つで、ダディパークとも呼ばれており、2003年に閉鎖され廃墟となっています。

ウォータースライダーのような乗り物に乗っていた少年が事故で腕を失うという事故があり、それが閉鎖の原因の一つだと言われています。

コールマンスコップ(ナミビア)

アフリカのナミビア共和国には、かつて「コールマンスコップ(Kolmanskop)」という町がありました。

1908年、この地域でダイアモンドが発見されるとドイツ系の坑夫が殺到し、ドイツ風の家が建ち並び、病院や発電所、プール、映画館、ボーリング場、カジノ、そして鉄道までもが整備されたほど、ダイヤモンド鉱山の拠点として栄えた町でした。

しかし、第二次世界大戦後にダイヤモンドの価格が暴落したことにより町は衰退、1954年には完全に町は放棄されゴーストタウンとなりました

建物は半ば砂の中に埋まり、町がナミブ砂漠にのみこまれてゆく特異な風景を見ることができます。

まるで絵画のような、また映画のワンシーンのような異世界が広がっています。

タラカニフスキー要塞(ウクライナ)

タラカニフスキー要塞は要塞といっても、実際は兵士600人位収容できる小さな町といっていい程の大きさであり、建物の中には独自のヒーティングシステムやパン屋、ランドリールーム、手術室、捕虜を捕らえる牢屋から教会まで人々が生活できる施設を全て備えていたそうです。

第二次世界大戦中、ウクライナ西部がナチスドイツに支配されていた頃、タラカニフスキー要塞にナチスドイツの研究所があり、捕虜に「肉体を特別に強化するための実験」が数多く行われていたという怖い噂もあります。

まとめ

いかがでしたか?

ゾッとするような恐ろしさと、息をのむような美しさの両方が共存する世界の廃墟。

そんな退廃的な魅力が人々を魅了し続けているんですね。

この記事で紹介した廃墟は、すべて合法で観光できるので、廃墟観光に興味が出たら、ぜひこの世界観を楽しんでください。

ではまた!