こんにちは、トドちゃんです!
地球は不思議と謎に包まれていて、我々の好奇心は尽きることがありません。
この記事では、発見には至ったものの、その正体は未だ正確には解明されていない、遺跡や遺物を写真付きでご紹介します!
謎に包まれた世界の遺跡
サクサイワマン遺跡(Saksaq waman)/ペルー

インカ帝国によって西暦1400年代に完成されたと言われている、ペルーのクスコにある巨大な石組みの壁、サクサイワマン遺跡。
サクサイワマン遺跡は、超古代文明好きには昔から超有名な場所です。
一体、この複雑な形をした巨大な石を、どうやって寸分の狂いもなく、パズルのようにピッタリと作ったのか?真実は何もわかっていません。
ひとつの石が360トン(!)を超えるものもあり、どうやって運んだかさえもわかっていません。

この写真のように、サクサイワマン遺跡は、形も大きさも違う石が、紙や針さえも入らないほど、ほんの少しの隙間もなくぴっちりと合わさっています。(スゴすぎませんか?)
古代アンデス文明は、現代よりも高度な建築技術、繊細な織物の技術、地上絵を描いた正確な測量技術があり、また、インカでは脳外科手術が行われていた証拠も見つかっています。
ですがその一方で、古代アンデス人たちは文字を持たず、鉄や車輪の存在も知らなかったそうです。
僕たちとはちがう常識がそこにはあったんでしょうね。
石器時代の地下トンネル/トルコ

1万2000年前といえば、世界的にいうと氷河期末期、日本では本格的な土器の使用がはじまる縄文時代の幕開けを迎える時期です。
そんなはるか昔に、トルコで、世界最大の規模を誇る巨大な地下都市が存在したことを示唆した遺跡が発見されました。

古代人はこれらのトンネル網を利用して、より安全にヨーロッパの各都市を行き来していたのではないかと考えられています。
トンネルの幅は平均して70cmとそう広くはないですが、休憩のためだと思われる座席を備えた部屋や、貯蔵庫のような部屋も見つかるなど、さまざまな工夫がなされています。
この地下都市がある地盤は、比較的柔らかいという特徴があるにもかかわらず、階層や通路が非常に複雑に作られています。
つまり、これを作った人々は地盤や構造の強度を理解した上でこの地下都市を作り上げたのです。まさに神業ですね。
ディキスの石球/コスタリカ

中米の国、コスタリカの南部にある世界遺産や周辺のさまざまな遺跡で発見された「ディキスの石球」。
大きさは直径数cm程度のものから2mを超えるものまでさまざまあり、製作された年代は西暦300〜800年だと言われていますが、はっきりしていません。
オーパーツの一種と見られていましたが、膨大な年月をかければ手作業でも石球を作ることができることが、最近になってわかりました。

驚くことに、直径が2.0066mとミリ以下の精度で同じ大きさの石球が同じ場所から発見されています。
しかも製作過程において失敗した形跡がないため、完全な球体を作る方法を知っていたとしか思えない精度です。
ストーンヘンジ/イギリス

ストーンヘンジは、イギリスのロンドンから南西へ約150kmほど離れた平原に突如出現する巨大遺跡です。
円形に囲われた土手の中に高さ4〜5m、最大で50トンにも及ぶ巨大なサーセン•ストーンがサークル上に直立して並べられており、その内側にはブルー•ストーンが、さらにその内側には組石が馬蹄状に並んでいます。
紀元前3000年より前から約1500年の月日をかけて段階的に作られ、どんどん規模が大きくなったと推定されています。

最近ではいくつかの謎が解明されつつあり、2トン〜5トンの巨大な岩が少なくとも50個、約240km離れたウェールズのプレセリ•ヒルズという場所から運ばれた、ということがわかっています。
考古学、天文学、測量学、神聖幾何学など、ストーンヘンジを取り巻く謎を解き明かそうと今も世界中の学者たちが挑んでいます。
ギョベクリテペ遺跡/トルコ

トルコのシャンルウルファという場所にあるギョベクリテペ遺跡は、紀元前12000〜8000年に作られた遺跡だと言われています。
最後に紹介する、かの有名なエジプトのピラミッドが7000年前の建造物だと言われているので、それよりもはるかに前に作られた遺跡ということなので、驚きですね。
ギョベクリテペ遺跡の周辺には人が住んでいた形跡がないため、宗教施設としてつかわれていたのではないか?と予測されています。

ギョベクリテペ遺跡には、上の写真のようにさまざまな動物が彫刻されたT字型の石の柱がたくさん建っており、この動物たちは柱の守護のような役割を持っているのではないかと言われています。
現在発掘作業が進められていますが、まだ全体の5%ほどしか発掘されておらず、全貌を解明するには50年以上もかかる見通しです。
アンティキティラ島の機械/ギリシャ

「アンティキティラ島の機械」は紀元前100〜150年にかけて沈没したと考えられている、ギリシャのアンティキティラ島沖で引き揚げられた沈没船から発見されました。
40以上の歯車が複雑に連動しあっており、「人類史上最古のアナログコンピューター」と言われています。
現在までの研究で、日食や月食といった天体の運行、太陽や月、5つの惑星の位置を手動で割り出せる道具であることがわかっていますが、精密機器などない古代に、どうやって小さな歯車を寸分の狂いもなく削ったのかは一切わかっていません。
ナスカの地上絵/ペルー

ナスカの地上絵は世界で最も有名な謎の一つで、ペルー南部にある砂漠地帯に描かれた大きな地上絵は、飛行機に乗ってようやく確認できるほどのスケールです。
地上絵を描くのに特殊な材料や染料は一切使われておらず、地表の赤褐色の岩を幅1mほど、深さ20〜30cmほど取り除いて、下の明るい色の岩を露出させることによって線を描いています。
ナスカの地上絵が描かれた目的や、どうやって描いたのかも大きな謎ですが、ナスカの地上絵の不思議なところは、現在でも新しい絵が発見され続けているところです。
雨乞いなどの儀式、宇宙人との交信説、暦や天体に関係するのではないかなど、いろいろな意見が飛び交っていますが、その全容は未だ謎に包まれています。
マチュピチュ遺跡/ペルー

ペルーにあるマチュピチュ遺跡も世界有数の謎を残した場所の一つです。
インカ帝国の遺跡であるマチュピチュ遺跡は、標高2430mという高地にある都市で、1911年にアメリカの冒険家によって発見されました。
なぜこんな場所に街を作ったのか?という謎は、当時のスペイン軍の侵略を防ぐためだという説が有力ですが、発見された当時はもぬけの殻となっており、侵略をされた形跡は見つかっていないので真相は闇の中です。
パレンケの石棺

1952年6月、メキシコ国立大学マヤ研究センターの調査チームが、チアパス州にあるパレンケ遺跡の地下から石棺を発掘しました。
この石棺は、縦3メートル、横2.1メートル、高さ1.1メートル、重さは5トンにもなる1枚の岩をくりぬいたもので、驚いたことに表面の中央に掘られている絵柄は、古代の宇宙飛行士の姿だと言われています。
ピラミッド/エジプト

エジプトのピラミッドと言えば、世界最大の謎と言っても過言ではありません。
一つのブロックの重さが2.5〜3.5トンもあり、それが230万個も積み上げられています。
ロープで運ぶしかない時代にどうやって大量の石を運んだのかは不明で、一説には木を下に置くことで運んだと言われていますが、そこまでの重さに耐えうる木があったのかは謎です。

ピラミッドの調査団によって、重さ4トンの石で作られたブロック製のドアが見つかりました。
このドアは重いブロックで作られているにもかかわらず、軽々と片手で開けられるほど精巧に作られており、当時の科学力でどうしてこんな高性能なバランス設計ができたのか、謎は深まるばかりです。
まとめ
いかがでしたか?
あらゆる分野の専門家たちが集まって、世界中の遺跡を解明しようと研究が続けられていますが、謎が謎を呼び、新たな発見をするとさらに謎が深まる、というまさにミステリーとも呼べる遺跡を紹介しました。
僕たちの常識では到底理解できない秘密が詰まっているかもしれませんね。
ではまた!
