こんにちは、トドちゃんです!
世界には、国の一部もしくは全土に渡って、近づくことも許されないような危険な国•地域が多数あります。
強盗や殺人などの凶悪犯罪が日常的に多発している国や、長きにわたって内戦が続いている国が世界には多数存在しているのが、この世界の現状です。
こうした治安の悪い世界の国の危険レベルは、外務省から発表されている国の安全情報でも知ることができます。
この安全情報はレベル1〜レベル4まであり、レベル1でも渡航には十分に気をつけなければならない地域として指定され、レベル4になると死のリスクさえも考えなければならないほどの危険レベルとなります。
世界の治安が悪すぎる国•地域
シウダー•フアレス/メキシコ

アメリカの地方都市エル•パソと川1本で国境を接するメキシコ•チワワ州の都市「シウダー•フアレス」は、急速な工業化と経済発展が進んでいるにも関わらず、治安の悪さも同時に進んでおり、「戦争地帯を除くと世界で2番目に危険な都市」と恐れられています。
「シウダー•フアレス」はエル•パソから簡単に行き来できることから、メキシコの中でも訪れやすい場所として観光客に人気がありますが、街の中では頻繁に強盗や殺人といった重犯罪が起きており、毎年2,000人以上が殺されています。
市と警察による努力で、国境近くの観光客向けの通りはそれほど危険ではなくなっていますが、繁華街を離れた通りやスラム街へはまだ立ち入らない方が良いでしょう。
ヨハネスブルグ/南アフリカ共和国

十数年前から治安が悪い国にリストアップされている南アフリカ。
その中でも特に治安が悪いのがヨハネスブルグを含む一帯です。
殺人、強盗、性犯罪など、なんでもありの無法地帯となっています。
殺人、強盗、傷害などの凶悪犯罪が高水準で発生し、空港やホテルからの追跡強盗、カージャック、偽パトカーによる強盗など、多彩な手口で犯罪を仕掛けられるかもしれないので注意が必要です。
また、路上では羽交締め強盗が多発しているので、徒歩移動は絶対にオススメしません。
カリ/コロンビア

カリは、コロンビアの第三の都市として知られています。
国全体としての治安は改善されてきたコロンビアですが、カリは他都市に比べ遅れを取っています。
規模の大きい麻薬カルテルの活動拠点であり、地元マフィアの抗争などで未だ高い殺人発生率を誇っています。
近年では、昼間の治安は安定してきているので普通に観光することもできますが、夜間は一気に治安が悪化するので注意が必要です。
サン•ペドロ•スーラ/ホンジュラス

サン•ペドロ•スーラは、世界で一番殺人発生件数が多いホンジュラスの北西部に位置する都市です。
メキシコのシウダー•ファレスを抜いて「世界でもっとも治安の悪い都市」と呼ばれ、殺人発生率は日本の400倍にものぼります。
ホンジュラスは麻薬生産国であるコロンビア、ボリビア、ペルーからアメリカやヨーロッパへと麻薬を輸出するときの経由地になっているため、麻薬マフィアが活発に活動し、マフィア間の抗争や取引トラブルが頻繁に起こっており、特にサン•ペドロ•スーラでは警察当局による取り締まりが追いつかない状況となり、治安は悪化するばかりです。
ホンジュラスでは個人での銃所持が合法的に認められているので、登録さえすれば誰もが銃器を所持できるということも犯罪の凶悪化に歯止めをかける術がない状態です。
また市民の70%が貧困状態にあり、生活をするためには犯罪に手を染めざるを得ない状況でもあります。
キングストン/ジャマイカ

レゲエミュージックがあふれるジャマイカの首都•キングストン。
ここでは街中でも銃声が聞こえることも珍しくはありません。
殺人事件の発生率も非常に高く、郊外だけではなく都市部でも危険度はそれほど下がりません。
特にダウンタウンや地元住民ですらも避けるスラム街(ゲットー)が点在しているので、絶対に立ち入らないようにしましょう。
一人歩き、観光客らしい行動などは原則避けることが安全のための最低限のルールです。
ナタール/ブラジル

ナタールはブラジルの北東部に位置する都市です。
外務省の海外安全ホームページでは特別な危険情報は発表されていませんが、現地に住んでいる人の情報によると、泥棒や殺人は日常的に発生し、街中で突然銃撃戦に巻き込まれることもなくはないそう・・・観光の際は十分に気をつけましょう。
アカプルコ/メキシコ

アカプルコはメキシコの南部ゲレロ州の都市です。
かつてはアメリカ人学生が休暇に訪れる人気のリゾート観光地だったが、今ではドラッグ絡みの犯罪が急激に増加しているメキシコの不穏な空気が、リゾート都市アカプルコにまで入り込み、今では「殺人の都」とまで呼ばれるほど治安が悪くなってしまいました。
血の海の中に横たわる死体とそれを撮影する通行人、こうした光景は、住人たちにとって珍しいものではありません。
カラカス/ベネズエラ

カラカスは南米でも有数の世界都市で、ベネズエラの首都です。
ここ何年も殺人事件の発生率の世界ランキングでトップクラスを記録し続けています。
強盗や殺人が多発しており、特にお金を持っていそうな海外からの観光客は狙われやすく、昼間の街中でもスリに遭うのは日常茶飯事です。
また、刑務所はあるが機能していないので、「服役中の囚人が刑務所内でストリップ嬢とマリファナパーティを開催」などの意味がわからない事件が起きたりもしています。
ちなみにベネズエラの経済状況は、「どれほどヤバいのかすら把握できない位にヤバい」そうです。
カラチ/パキスタン

カラチは、首都ではありませんがパキスタン最大の都市です。
多数の工場や銀行が軒を連ねる反面、暴力行為や犯罪などの問題も数多く発生しています。
古代文明の遺跡、ガンダーラ文化が遺した芸術、ヒマラヤの自然など魅力が溢れる国ですが、残念ながら治安については信用できません。
ギャングによる抗争で治安が悪化しているのではなく、普通の市民が何かのきっかけで強盗に変わりうる状況は、旅人にとっては回避しがたい危険です。
デトロイト/アメリカ合衆国

デトロイトの殺人事件は全米平均の9倍、レイプ被害は約3〜4倍など正直意味がわからないレベルの犯罪発生率の高さです。
アメリカという国自体犯罪が多い国であるにもかかわらず、その平均をはるかに超えてくるわけですのでかなり治安が悪いといえます。
デトロイトではゴーストタウン化した廃墟が増えてしまったので、そこが悪人たちの巣窟になりました。
▼デトロイト市で2012年5月から2014年2月までに起きた犯罪を示した地図

赤丸は殺人、黄色は銃撃、ピンクは不審死を表しています。
デトロイトの危険性がわかりますよね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、戦争地帯や紛争地域など、国そのものが戦闘体制に入っている地域ではなく、犯罪が多発するという意味での治安の悪い都市をまとめてみました!
一人で危険地帯を歩いても無事だったという報告も多くありますが、実際に日本人を含めた観光客が犠牲になった事件の報告も少なくありません。
また、世界の治安や安全状況は刻々と変化していますので、常に新しい情報を集めて危険には近づかないようにしてください。
ではまた!