こんにちは、トドちゃんです！
世界には超人的な能力を持った部族がいます。
彼らに特殊な能力が備わったのは、主に生存のためであることが多く、海を生活の拠点にする民族は潜水能力を、狩猟生活者は優れた視力を手に入れました。
というわけで、この記事では、超人的な能力を持っている部族•民族を写真付きでまとめていきます！
すごい特殊能力を持つ部族たち
マラソンが速すぎる！ケニアのカレンジン族
フルマラソンにおいて、ケニアのカレンジン族の右に出る部族はいないでしょう。
現在の世界記録保持者エリウド•キプチョゲ（2:01:39）もケニア人であり、世界記録保持者は男性でトップ10のうち4人、女性では10人中5人がケニア人です。
そんなケニア人の中でも特に優秀な記録を残しているのが、国内人口の1割を占めるのがカレンジン族（約500万人）です。
彼らがどうしてここまで長距離走に強いかというと、標高が高く空気が薄いところで、子供の頃から家から何キロも離れた学校まで走って通学していたり、心臓が鍛えられているからだと言われています。
さらに、もっと強い影響を与えていると言われているのが、カレンジン族の遺伝的特徴です。
カレンジン族はマラソンに最適な小柄な身体とほっそりとした足首とふくらはぎを持っている人が多く見られます。
足は振り子と同じように、軽いほど前後に降り出す力が少なくて済むため、カレンジン族は他の走者と比べてエネルギー消費が少なくてすみます。
水中でもはっきり見える！モーケン族の子供
水中ではっきりと物を見るには水中ゴーグルが必要ですよね。
しかし、タイ西部に住むモーケン族の子供たちは、水中ゴーグル無しでハッキリと物を見ることができます。
研究の結果、モーケン族の子供たちは瞳孔を絞ってレンズの形状を変えることができることがわかっています。
モーケン族の大人はレンズが硬直してしまい、水中ではよく見ることができなくなります。
熟練した登山家！シェルパ族
ネパールの少数民族であるシェルパ族は、6000年以上前からヒマラヤの高地で暮らしていました。
高地に順応したシェルパ族は熟練した登山家であり、今ではエベレスト登山のガイド役として欠かせない存在となっています。
シェルパ族の優れた登山能力は、なんと遺伝子レベルで組み込まれており、高地での低酸素環境に耐えられるように、酸素の消費効率を向上する遺伝情報を持っていることが分かっています。
そのため、普通の人なら高山病を起こしてしまう環境でも、シェルパ族はそうはなりません。
また、高山では血液が濃くなるため、心筋梗塞や脳梗塞を起こし死亡してしまう事故が多く発生しますが、シェルパ族はこれに対しても強い免疫を持っています。
目が良すぎる！オーストラリアのアボリジニ
少なくとも6万年以上も前にオーストラリア大陸に移り住んできたアボリジニは、生まれつき視力がいいことで有名です。
目の悪い子が生まれてくる確率は、平均の1/5以下です。
そんなアボリジニの中で、最も視力が優れた者は一般人の4倍、そうでなくても2〜3倍も良く、より遠くを見渡すことができます。
オーストラリア軍はアボリジニのこの能力を買って、敵の位置や着弾点を狙撃手に伝える役割や、漁船や小型ボートでやってくる不法入国者の監視役を任せたりしています。
アボリジニの際立った視力は、狩猟生活を送っていた祖先が、オーストラリアの大地で生き延びるために獲得した能力だと言われています。
遠くの木陰にいるカンガルーや、少ない泉を見つけるためなど、広大な土地で非常に重要かつ必須能力でした。
潜水能力が凄い！フィリピンのバジャウ族
バジャウ族（Bajau/Bajaw）とは海上で生活をする1000年以上の歴史がある民族で、現在ではフィリピン、インドネシア、マレーシアで見かけることが出来ます。
バジャウ族の人口は約110万人で、フィリピンは47万人、マレーシアは43万人、インドネシアは17万人とされています。
バジャウ族の特徴でもある「優れた潜水能力」は、海底70メートル（230フィート）以上の距離を潜水し13分間水中に留まることが可能と言われており、「海の遊牧民・海の人々・海のジプシー」などと呼ばれることもあります。
海底では主にハタ、真珠、ナマコなどを収穫しています。
バジャウ人の脾臓（ひぞう）は一般人より、50％大きいという研究データがあり、脾臓が大きいと、へモグロビンに富んだ血液をより多く貯蔵できる為、長時間の息止めて潜水が可能となるそうです。
まとめ
いかがでしたか？
普通の人なら到底かなわないような、すごい能力を持った民族たちを紹介しました！
ではまた！
