こんにちは、トドちゃんです!
洞窟といえば、「うす暗い」「コウモリがいる」などのネガティブなイメージを持っている人も少なくないかと思いますが、世界には息をのむほどの絶景が広がる洞窟も存在しています。
この記事では、うす暗くて気味が悪い洞窟のイメージを180度くつがえす、世界でも有数の美しい洞窟を写真付きで紹介していきます!
世界の美しすぎる洞窟
ヴァトナヨークトル氷河(アイスランド)

アイスランドの国土のおよそ8%にもあたる、巨大な氷河、ヴァトナヨークトル氷河は、内部に形成される青く輝く「光の洞窟」で観光客の注目を集めています。
ベナジル洞窟(ポルトガル)

ポルトガル南部、アルガルヴェ地方の南の海岸線にあるベナジルの海中洞窟(Algar de Benagil)は、大西洋の荒波によって侵食された岩の内部に広がっています。
陸からのアクセスは不可能で、泳いで行くか、カヤックを漕いで行く、ボートツアーに参加する、のいずれかの方法でしか辿り着けません。
バトゥ洞窟(マレーシア)

クアラルンプール中心部から車で約30分の場所にあるマレーシア・ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」。
4億年前の石灰岩で形成された洞窟の中にヒンドゥー教の寺院があり、クアラルンプールを訪れる観光客を魅了してやまない人気観光スポットとなっています。

バトゥ洞窟を見守るように立っている大きな像は、ヒンドゥー教の軍神、ムルガンをあらわしたもので、42.7mもの高さ(ビルの10階相当)があり、世界で一番大きなムルガン像と言われています。
ムルガン像の奥にある272段のカラフルな階段を登るとバトゥ洞窟の入り口があります。
タム・ロッド(タイ)

ソンドン洞窟(ベトナム)

ソンドン洞窟は、ベトナム中部に位置する世界遺産「フォンニャ・ケバン国立公園」内にある、世界最大の洞窟です。
その大きさはなんと、全長約7km、最大の高さが240mもあり、50階建てのビルがすっぽり入ってしまうほどの大きさです。
内部はところどころで天井が崩壊し、ジャングルを形成していたり、滝や湖があったり、巨大な鍾乳洞があったり、半端ない秘境感を楽しむことができます。
葦笛の洞窟(中国、桂林)

葦笛の洞窟は、1億8000万年前にできた洞窟で、1000年以上前に発見されました。
中国・桂林の町から北西へ5kmほどのところにある、この自然のアート宮殿は、明るく色鮮やかに彩られています。
葦笛の洞窟の内部はバラエティに富んださまざまな鍾乳石、石灰石の柱、長年の水の侵食によってできた岩が壮観で、洞窟の内部の地形は、鮮やかにライトアップされておりゴージャスな光のギャラリーとなっています。

それぞれの岩には、水晶宮、ドラゴンパゴダ、原生林など、伝説や詩的な名前が付けられています。
その中でも「ドラゴンキング」と呼ばれる水晶宮は、洞窟の中でもっとも大きな空間で、1000人もの人を収容できるだけのスペースがあり、第二次世界大戦時には防空壕として利用されていました。
エリソン洞窟(アメリカ、ジョージア州)

エリソン洞窟は、アメリカ合衆国・ジョージア州の北西、ウォーカー郡アパラチア高原にある穴洞窟です。
アメリカでは12番目に深い洞窟で、なんといってもまっすぐ落ちるその深さが売りになっています。
洞窟の長さは12マイル(19km)以上、垂直方向には1063フィート(324m)も落ち込んでいて、洞窟内に降り立つだけでも命がけの作業だと言えます。
マーブル洞窟(チリ)

マーブル洞窟は、チリとアルゼンチンにまたがっているパタゴニアのヘネラル・カレーラ湖にある洞窟です。
鮮やかなブルーグレイの洞窟は、うっとりするほど美しいターコイズブルーにおおわれています。
このユニークな地形は、ほら穴、トンネル、大理石でできた柱から成り、約6000年もの間、波に洗われて形作られました。
天候が良くて、水面が穏やかな時は、小さなボートやカヤックで近づくこともできます。
メンデンホール洞窟(アラスカ)

氷河といえば、上空から見下ろしたり、トレッキングで氷上を歩いて楽しむようなイメージがありますが、メンデンホール洞窟は、なんと氷河の「中」の洞窟です。
メンデンホール氷河は、アメリカ合衆国アラスカ州ジュノーから20kmほど離れた場所にある、世界で最も市街地に近い氷河です。

高さ30m、幅はなんと2.4kmにもおよぶ巨大な氷河で、氷が溶けることで内部に洞窟が形成され、氷河の「中」を見ることができる、非常に珍しい場所です。

外側から照る太陽の光は、氷河を通ることで青く変色するため、洞窟内には青い光の世界が広がっています。
この世の光景とは思えない神秘的な眺めにただただ圧倒されるでしょう。
ワイトモのホタル洞窟(ニュージーランド)

ワイトモはニュージーランドの北島にあり、ツチボタルの群生地として知られています。
地殻変動や火山活動によって、3000万年もの年月をかけて、ワイトモ地域には約300もの鍾乳洞ができました。
鍾乳洞の中の石灰岩は、化石化したサンゴ、貝、魚の骨、その他多くの小さな海の有機物でできています。
これらの化石化した石が長い年月をかけて互いに積み重なり、圧縮されて石灰石ができあがり、その堆積の厚みは200m以上(!)になるところもあります。
ひんやりとした洞窟内を流れる川をボートで進むと、見上げる天井一面に、群生している無数のツチボタルが、まるで星空のように青白く光り、幻想的でロマンティックな光景を見ることができます。
バイカル湖の氷河洞窟(ロシア)

ロシアのシベリア地域にあるバイカル湖は、世界でもっとも深く、もっとも容量のある巨大な淡水の湖です。バイカル湖の環境は、猛烈な風と凍結、融解のサイクル氷土洞の天井から大量のつららがぶら下がっている風景は、異世界感が満載です。
クリスタル洞窟(メキシコ)

メキシコのクリスタル洞窟は、正式にはCueva de los Cristales(クエバ・デ・ロス・クリスタレス)と呼ばれており、直訳すると「クリスタルの洞窟」、その名の通り、クリスタルまみれの洞窟です。
洞窟自体の大きさは27mほどなのでそれほど大きいわけではありませんが、その空間の中にびっしりと巨大な水晶が直立している様子は「圧巻」というほかないでしょう。
マーブルカテドラル(チリ)

マーブルカテドラルは、ヘネラル・カネーラ湖の中央部にある洞窟で、大理石が6200年もの長い年月をかけて湖水によって侵食されることでできました。
大理石の流れるような断面の模様が表出することにより、とても優美なマーブル模様を生み出しています。

次から次へまるで絵画を見ている気分を味わうことができます。
アンテロープキャニオン(アメリカ)

アンテロープキャニオンは、アメリカ合衆国・アリゾナ州のペイジ近郊にある奇妙な造形をした砂岩に囲まれた渓谷です。
上流に降る雨が鉄砲水と風をもたらし、砂丘が固まってできた砂岩を長い年月をかけて狭く深く削り出すことで作られました。

侵食された滑らかな地層がいくつもの渦を巻いたような模様を作り出し、頭上の隙間から差し込む太陽光の神々しさは、ここでしか味わえない絶景です。
まとめ
いかがでしたか?
さまざまな光を放つ、世界の美しい洞窟を紹介しました。
世界にはまだまだ素敵な洞窟がありそうですね。
ではまた!
